6.倫理観
倫理観とは、社会的な規範や道徳に基づいて善悪を判断し行動する能力です。AIはプログラムされたルールに従って行動しますが、状況に応じて倫理的な判断を自律的に行うことはできません。
AI時代における倫理観の重要性:
・·AIの適切な利用:AI技術が社会に浸透する中でその利用が倫理的に適切であるかを判断する必要がある。
・人間の尊厳の尊重:AI技術が発展しても、人間の尊厳や権利を尊重する視点が不可欠です。
・責任ある行動:AIが関わる問題についても人間が責任を持って対応する必要がある。
倫理観を高めるには:
・倫理に関する知識を学ぶ:哲学や倫理学などを学び倫理的な考え方を深めよう。
・様々な倫理的ジレンマについて考える:現実の事例を通してどのような倫理的な判断が適切かを検討しよう。
・他者との対話:倫理的な問題について、様々な意見を持つ人と議論することで、自分の考えを深めることができる。
これらの非認知能力は、AIが進化していく社会において人間がより良く生きるため、そしてより良い社会を築くために、ますます重要になってくる。そしてこれらの能力を意識的に鍛え練磨していくことが大切だ。
さて、子供の成⻑に応じた適切な[躾や教育]のポイントが何となくその輪郭が見えてきたように思う。
非認知能力こそが、人生の成功を左右する重要な要素であることがお分かりいただけたと思います。
特に創造性を高めるチカラは、幼児期からの体験や刺激が、潜在的に大きな要素となって反映されるだろうし、多様な体験は自由な発想と固定概念に捉われないチャレンジ精神を育み、失敗を恐れず失敗から学び、さらに活かすことで経験値を高めるデータベースに成り得るのである。デジタル社会だからこそ、アナログ的な体験や多様な経験が[人間なら ではの能力]を磨く要素になるのである。
旅行情報を鵜呑みにするよりは、自分の足で旅したり、便利を捨て敢えて不便の中から新たな発見をしたり、自分で考えトライすることの意義や意味を重視する躾や教育が、個性や感性を磨き、AI社会に存在感を発揮できる礎となるのである。
今後もIQやEQを高める教育は必要条件であるに違いないが、AI時代を背景に生き抜く時代は、加えて非認知能力を意識的にバランスよく磨くことが必要不可欠になっていくのではなかろうか。
では、小学校も高学年を経て中学生、高校生へと成⻑する時期での子供との接し方や教育方に注意すべき点について考察していきたい。
まさにこの時期は多感な思春期に入り、親と子の関係性も非常にナーバスになりがちな時期といえる。しかも、進学などの受験も重なり、子供も親の価値観や社会との接点に自己の将来を重ねながら、いろいろと悩みの尽きない時期でもある。
いつまでも子供と思い間違った接し方をすると、親子関係そのものが歪な修正困難な関係になりかねない危険なケースもこの時期が多い。
要は自我が芽生え、確立する中での不安定な子供の心に、どう寄り添い、関われるかが一つのポイントだと言える。自分の経験から振り返ると、やはり子供の人格を尊重し、親としてというよりも一人の人生の先輩としての接し方が奏功したように思える。特に受験期は将来の進路も関わるので、子供自身が自分自身で考え、決断し、結果を享受できるように、親としてはその環境整備のサポートだけに徹した。
幸い、子供たち二人とも自分で決めた進路に進学し、無事に卒業を経て今や独立して家庭を持つ身にそれぞれ成⻑したが、その過程の最中では、我が家も一歩間違えばどうなっていたか分からない程の冷や冷やの瞬間も多々あったのが、今となっては懐かしく思い出される。
私は常日頃生徒たちにもよく[17の壁]といっているが、この自我が確立する17歳の頃までの過ごし方と、家族や社会の接し方は、後の人生に多大な影響を与えると思っている。逆に言えば、自我が確立した以降の人間はなかなか変化できず、固定概念や既成事実に埋没しがちで自らの可能性の掘り起こしに純粋に取り込まない傾向にあると思っている。悪い意味での自我が邪魔をするのだ。
では、子供にとっての今後の人生行路の旅立ちを前に、自我の確立までの17歳までの接し方や教育や躾のポイントを、具体的に我が家での成功や失敗の体験を交えて考察してみたい。
…[次回に続く]
新しい学年になって早2ヶ月が過ぎました。新学年最初の定期テストも終え、まだ学習リズムに乗れない場合は早急に立て直しを計りましょう。日も長くなり活動時間が延びて不規則な生活リズムにならぬように心がけましょう。また体調管理を十分にして、塾の授業を休まないようにしましょう。特に受験生は、一回の塾授業が学校授業の数回分ですので注意してください。
今月の予定
○6/28日 全国テスト(小/中受生全員)
※各教室…午前10時開始
※注意…万一受験できない場合は事前に代替実施日を相談するようにして下さい。
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