街路樹もすっかり色づき晩秋の装いも木枯らしの吹く都度、葉は梢から地に積り冬支度を急いでいるようです。街はイルミネーションで派手に着飾れながらも、例年とは違いコロナ自粛の様子も伺え、どこか活気が無いような気もします。アメリカ大統領選挙が終えた今なおトランプ氏の敗北宣言が出されず法廷闘争にまでもつれ混迷を極める状態で、大阪では二度目の「都構想」への住民直接投票も再度僅差で現状維持の大阪市の存続が可決され、正に分断の構造が浮き彫りにされた様相です。コロナ禍は世界を不安に陥れ、明日の見えない日々を我々に強いています。保守とリベラルが均衡し、やがて何かをキッカケに大きくバランスが崩れ兼ねない状況下でも、マスクで隠した表情は明るく有りたいものです。
最近特に感じるのが、子供たちに「打たれ強さ」や「覇気」が少ない点だ。良く言えば「繊細」ではあるが「大胆さ」や「無鉄砲」とは隔たりを感じるぐらい小さく纏まっていて、良くも悪くも想像の範囲を超えた、度を超す心配や問題を作らないのが逆に気がかりだ。高度成長期の只中で競争に明け暮れ、大家族で揉まれた昭和世代から見れば何とも呑気な話で、時代錯誤と言われてしまえば元も子もないのだが、未来を託す子供達に「覇気」が無いのは、いささか心配ではないか。「わんぱくでもいい、逞しく育って欲しい…」と流行した時代のコマーシャルが、正に死語になり、どうやらその逆の世界が子供達を取り巻いている様を、我々大人が看過しているだけかも知れない。傷付き易い今の子供たちに「失敗を恐れない」勇気や「行動する」機会を作るための「コトバ」を投げるだけでも、キッカケになればそれだけでも前進だ。
幾何学では(補助線)で一発解決することがよくある。日常の「凹んだ」時の復活する為の(コトバ)を、補助線として置き換えると、タフに生きるキッカケにもなり易い。そもそも先ず、この世で凹まない人なんていないことを知ることだ。周囲にも羨ましい限りの人生を歩んでいる人がいるかもしれないが、タフな人は凹まないのではなく凹んでも復活出来る「自分ならでは」の術を心得え、復活しながら成長し、輝き続けているからだ。凹んだ時に自分を励まし、自分を鍛える(コトバ)の補助線をサッと引き解決していくのだ。不器用な自分に凹んだり、生きていくのも嫌になったり、頑張っても報われない時こそ(補助線)を引けばよい。[この世に生まれた確率を考えると、毎年宝くじに当選する確率を凌駕するあり得ない奇跡]で有り、強運を持って生まれた自分が「奇跡の代表」であることに気付くはずだ。不器用と嘆かずに歴史上の天才同様に一か所に桁外れた才能が潜んでいると思えば良い。欠点を隠す必要など無く、受け入れた瞬間に強くなれる。失敗を度重ねても、それだけ行動しチャレンジした証で、負ける経験は一段と高い成功への手続きとなり、待つだけの人より動いた分だけチャンスも引き寄せた成功への近道だと思えば良い。どんなに努力しても報われないことがある。いかなる手を尽くしても間に合わないことがある。そんなときも、言い訳出来ないぐらい本気の失敗をやり切って欲しい。それが自分の血となり肉となる。言い訳している中途半端な失敗は全てが無駄だ。一切の言い訳から逃れられない状態を経験しての失敗は、正しい負け方であり、本物の失敗は清々しい気分にさせ、次のチャレンジに繋がると思えば良い。凹んだ時こそ感性が研ぎ澄まされ鋭くなり、自分を励まし、復活への努力をするタイミングだ。自分の常識と感性を信じ、飛躍のときなら大胆な決断も必要だ。奇跡はそんなタイミングで起こるのかも知れない。
よくよく見れば、[辛]と[幸]は、似ても一画違う、全く非なる紙一重。凹みっ放して゛は、[幸]を引き寄せ自由になれるはずが無い…と思いませんか?
※直前強化合宿へ行こう!(25/26日)※
(かつらぎ)合宿所での実施が最後です。
●20年近く我々アペックス受験生の為に協力とサポート頂いた(かつらぎ)での合宿所が本年を最後に閉鎖されます。入試直前の奇跡のドラマを演出頂けた(かつらぎ)の閉鎖は寂しい限りですが、先輩達の努力の汗と息吹を感じながら全力学習で有終の美を飾り、(かつらぎ)の皆さんの応援に応えたいものです。受験生は必修参加ですが、非受験生も奮って参加し、2020年を自信をつけて年越ししましょう!!
○7〜19日保護者懇談会
○26/27日直前強化合宿
○28日冬期講習開始日
○28日小6/中3受験生のみ全国テスト最終回
◎新年1月4日授業開始!
※友達紹介キャンペーン開始します! 12月〜5月迄