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アペックス便り1月号

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新しく令和になって初めての正月を迎えました。一年の計は元旦にあり。

皆様も厳かに期するものがあると思います。新年を望むときは、旧来の猛省からあれもこれもと改善を急ぎ、ややもすれば欲張ってしまいます。挙句に、達成できずに自身の首を閉めるよりは、何か一つ継続出来そうな事に特化した方が気楽に案外達成しやすいものです。人生の節目で何かを決する時は事前準備ができている方がスムーズです。唐突に思いつきで決するのではなく、継続し試行錯誤や紆余曲折を経て身につけた武器を伴う決断が本物です。

大願から成就までのプロセスを楽しみながらやり続けることに、今まで気付かなかった新たな発見も有るでしょう。より良く変化する事は成長の証です。

令和の新しいスタートを始めるにあたり、将来の意思決意の際の武器になる事前準備の一環として、気楽に善なる習慣をやり始めましょう。やり続けての変化を楽しみながら、未来の大願成就への変身のスタートにしましょう。

但し、くれぐれも(今年こそは…)と意気込ま無いことをお忘れなく…。

日本の読解力低下…の報道から考えてみよう

『先月3日に、経済開発機構(O E C D )が3年ごとに15歳を対象に実施する学習到達度調査(P IS A )の結果が発表され、皆さんも報道等でご存じかと思います。日本は、数学や科学的リテラシーの分野では、5位と6位で世界トップレベルだが、読解力は15位と、順位も平均点も大幅に低下し、文科省も危機感を示しているとか。中国の1位をはじめ、押しなべて高得点のトップに名を連ねているのがアジア圏の諸国で、かつての日本以上の教育熱が高い諸国の結果だからだ、と簡単に済ませるわけにはいかない。

スマホやパソコンの普及で、子供たちが情報をキャッチする能力は、昔の子供より格段に飛躍しているのは事実だが、問題はその情報を「読み取る力」が衰えていることが深刻なのである。サッと情報を取り出しても、その真偽や深い部分を考える力が伴って初めて便利や有益を実感できるものだが、読解能力の低下や欠如はフェイクニュースに踊らされたり、挙句は現代を生きるに必要な情報処理能力の低下に繋がりかねない。

ネットやS N S上での文面を真に受けたり、真偽の判断も希薄に拡散させたり、自分で考えたり判断する根底能力の「読み取る力」の低下が、気付かない内に勉強だけでなく、生きづらさを招くというから深刻だ。

では、日頃からどうすればこの危機から回避できるのか。それは今の時代には一番邪魔くさい紙の本をじっくり1ページ毎めくっては読み込み、考え、没頭する時間を持つしかないのではなかろうか…。「活字」を通じて思考し判断し熟慮する事で、新たな疑いや真偽を見極める力が養われると思われる。ただ読書量を増やすだけでなく、複眼的に更に立体的に考察する機会を増やす意味で、立場や意見の違う人との会話や、議論も読解力に大いに寄与するので、ややもすれば自分に必要な同調する意見だけを引き出しがちなネットより、生身の人間とコミュニケーションを重ねながら、意図や機微や空気を読み取り、感じる「読解力」を磨いていきたいものである。昔の人がシンプルに言い放った「(読み)(書き)(そろばん)さえ出来れば生きていける」というその本来の意味を、じっくり考える時期が来ているのかも知れない。逞しく生きる為の「読解力」を皆さんも考えませんか…。

おしらせと今月の予定

◆お友達紹介キャンペーン中◆1〜5月迄
新年が明けました。新たな目標や志望校に向けて燃えたいお友達、進路や学習で悩んでいるお友達がいたら、アペックスをそっと教えてあげてください。お友達も紹介者も割引などの特典が付いてきますよ!!

○4日…小6/中3のみ特別講習
○6日…新年通常授業開始
○13日…中3全国公開テスト
○18日…大学センター試験(近畿圏)中学受験開始
○25日…小/中/全国テスト(非受験学年対象)

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