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アペックス便り4月号

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入試日程も全て終え、卒業式を経て4月からは新たなステージで入学式を臨むシーズンを迎えました。一期一会の出逢いの場を、これからの人生を豊かに育む糧にして、希望と期待に胸膨らませ今後の輝く未来へ力強く踏み出して欲しいと思います。

既存枠から新環境への変化は、不安も大きいだろうが、自分を原点から見つめ直すチャンスでも有ります。異空間にワープした新たな出逢いを求め易い環境を活かし、既存の枠に留まらず積極的に行動して欲しいと思います。ワクワクし、ドキドキする毎日こそ、成長の栄養源になります。面白そう、やってみたいと感じる心に従い、先ずはチャレンジしてみよう。自然界でも春は一斉に生命が活動し始めます。さぁ、始動の春です。冬眠している場合では有りませんね。

真の自由人は燃え尽きない?

学年の移行も終え、新たに始動した春先にも拘わらず、なぜか子供達に覇気がない。コロナ禍とあって、例年よりは社会的制約ゃ束縛は確かに有るだろうが、別段今年に限って目立つ傾向とも思えない。先般はスマホ脳なる危険性を一考したが、相関する問題として[自由]の制御不能を考察してみたい。大袈裟な意味でなく、社会的な制度をはじめ現代ほど[自由]に生きられる時代はかつて無いはずなのに、自分で自由度を狭め、がんじがらめの抑圧から、一人でもがき苦しんではいないか、と思えるほど子供達に能動的活力が感じられない。有り余る選択肢と、溢れる情報に埋もれ、神経症的な自尊心だけが空回りし、閉塞している感じに映ってしまう。

人にどう見られているかを異常に気にして、対人関係調整能力を磨く機会も無く、傷付き易く一人で自己愛の中を彷徨うなか自信喪失に至っているケースが目立つ様に思える。その一因として、特に成長期の精神的離乳が挙げられると思うが、親自身が子供の活動動機を健全に導けていないことに起因する事が多いのも看過できない。親からの精神的離乳を遂げなければ、将来に自分の生き方を自由に決められない生き方に陥りかねないと危惧して欲しい。要は、どんな親に育てられたかによって、全く異なってくるぐらい精神的離乳時期の子供の関わりは、その後に多大な影響を与える。人間は弱い。ゆえに[自由]になるには当然精神的訓練を経て完全離乳をやり遂げなければならない。失敗を恐れず、失敗しても失敗を受け入れ、それに耐える心を教え、さらに失敗を積極的に処理する力を育みたい。自由に生きる事は、強さを伴う事であり、真の自尊心は傷付ことがない。人間が自由の主体になったとき、精神的離乳を遂げて独立したとき、何かを試みて失敗しても、精神的充足を勝ち得て、決して絶望はしない。非現実的な完全主義に陥らず、自己の(成長動機)に従って行動するので、失敗に絶望せずに、燃え尽きることが無いのである。仕事で忙殺する日が続く中、僅かな自由に使える時間が生じたら「疲れた」って言って寝て過ごすだろうか。燃え尽き人間が考えたり憧れたりする[自由]とは、(制限)の反対概念でしか無く、人生を充足させるには満たない(欠乏動機)の悪循環を生みかねない。自由な人は燃え尽きない。人間が自由であることは、自分への失望感、劣等感、負い目、神経症的自尊心等が無いことであり、自己の潜在的可能性に動機付けられ動き、やがて自己実現をさせる。それこそ、他者からの承認欲求を満たすためだけに、動機も無くスマホを片時も離さず見入っている時間だけを自由に満喫していては、(勝ち得た自由)の醍醐味に浸る瞬間は味わえない...と思いませんか?

おしらせと今月の予定

[大学受験]
●K.Wくん...立教大学文学部 合格
[公立]都留文科大学英文科 合格
●S.Nくん...摂南大学薬学部 合格
[高校受験]
●M.Oさん...大阪市立工芸高校

映像デザイン学科 合格
今後も頑張って、ご活躍ください!

○3/25日~春季特別講習開始
※中三受験生は4/6まで
※他の非受験学年は希望随時
○4月24日(土)
中学3年受験生のみ全国テスト
◆入塾紹介キャンペーン実施中
紹介者も入塾者も特典が有るよ!

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