新学期が始まり、夏休み明けの学校生活を規則正しくリセットするのに手間取っていませんか?特に西日本では猛暑続きの夏でしたから、体調等も崩しやすい時期ですので、早く生活のリズムを取り戻しましょう。
暑さ、寒さも彼岸まで…と言われるように、暦は着々と秋の準備を進めています。日没時間の早さを感じながらも、実りの秋の到来に備え収穫の為のやるべき事に日々専念しながら受験生の秋を満喫したいものです。受験の暦は、ちょうど折り返し地点で、後半に突入したばかり…。半年先の収穫=合格をしっかりと見据えて、揺るぎのない準備に専念しましょう。実りの結果は、今やるべき努力の結果に他ならないのです…。
混迷を続ける世界情勢…アメリカファーストを唄って世界を仰天させ船出したトランプ大統領も、政権地盤を固める様相が無いまま白人至上主義者の片棒を担ぐ言動でアメリカの分断を助長させる混乱を招く一方、チキンレースさながらの大統領らしからぬ言動で北朝鮮との緊張が続く、方向感さえ見えない混沌たる半年…。
世界の覇権を制した国とは思えないアメリカの迷走が、無秩序を連鎖させ、未来を不透明にさせている様に感じます。国家の迷走が個人に及ぼす影響は計り知れませんから、今こそ学問のススメが必要な時期と痛感し、若い世代には、更なる「哲学のススメ」を強く求めて止みません。学問と言っても難しく考える必要は有りません。人類の英知を集積した現代に生きる我々が、体系化された個々の学問に精通しろという意味で無く、様々な学問を網羅し、人間として発信する先哲から謙虚に学べ…という意味での今こそ哲学が必要ではないか…という真意です。
哲学は科学も束ね、人の為す世の頂きにある学問であり、歴史の変遷をみても、混迷に生きる中での一瞬の判断や決断に選択を強いられる日々の羅針盤になり得るのです。より良い方向へ、生きる知恵を謙虚に先哲から学ぶことが、哲学の意義です。個々の学問では、明快に得られない「幸福」や「死生観」や「愛」や「美意識」等々を考えるのです。人として、これらの考えは永遠のテーマですから、若いからこそ悩み抜き、先哲と対話して欲しいのです。何も考えずに生きることは、漂流した人生を歩みかねません。幸いにして、教科書にも哲学者はいっぱい登場します。彼らの言葉一つに、絶望を希望に変えた人類の歴史と知恵を垣間見ながら、我々も大いに哲学に期待ができるのです。とりわけ哲学や学問の基本の姿勢を示すソクラテスの「無知の知」の精神で、つまり「自分は何も知らない」という自覚から、知りたいという探求心が生まれ、未来が開け成長することと確信します。さぁ、今日も哲学をしよう!
今年も、受験生を中心に2泊3日で強化合宿を実施しました。強化授業と課題学習で30時間以上の集中した熱い時間は、ゆるぎない自信となり、後半戦に繋がるでしょう! 充実した3日間でした!
2日(土)公開テスト 小6 & 中3のみ
※北巽教室で実施