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アペックス便り4月号

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新年度が開講して1か月が経ちました。年明けに始まった入試も終了し、卒業シーズンの別れを惜しみつつ、次は新たな出逢いのステージへと季節は巡り、寒さも日々や和らぎ桜前線が列島を北上しながら春爛漫の季節を迎えています。四季の移ろいと共に変化する色彩の恵に感謝しながら、新たな生命の息吹を我が身に与えるチャンスです。細胞も3か月で代謝を経て全く別物になるといわれ、どうせなら四季のサイクル毎に新しい自分に成長進化し、全くの別人に生まれ変わる一年にしたいものです。誕生の春。新しく細胞は成長し始めています。大志を持って意識変革の春にしよう!

「ネット断ち」(齊藤孝著) 〜沈潜のススメ〜

コメンテーターとしてお馴染みの斎藤孝さんの近著『ネット断ち』がお薦めだ。

サブに「毎日の繋がらない1時間が知性を育む」とあり、また[深い教養は顔に出る]そして『沈潜する体験が人生を変える』と表紙を飾る。かねてよりS N S全盛の今日を危惧する者として賛同し、又明快に代弁してくれるこの著は、万人に警鐘を鳴らしながらも、読書の実践的活用や意義も訴えながら、現代人の忘れがちな哲学にも相通ずる【沈潜】するための読書を薦めている。著者は今を、気の向くままのネットや無意識にS N S等で縛られているうちに、【心の漏電】が生じやすく、自己肯定感やメンタルが脆弱になり易く身体性までも虚弱になり易い時代と説き、敢えて自ら『本物』を求め「サラッと読む」のでは無く、本物の世界に深く【沈潜】する時間を作り、疑似体験では無く【体験】まで昇華させることが必要と訴える。要は、[毎日1時間、ネットやS N Sを断って、本物に触れよう]と提唱しているのだ。【心の漏電】を防ぎ深い教養と強いメンタルを育む術として【沈潜】は不可欠だと…。

そもそも【沈潜する】とは、旧制高校の学生が使った言葉らしく、自己研鑽つまり自分を磨くことを表現したようで、なるほど日本の高度成長期の礎は、正に沈潜する学生達のその後の成長の結果の賜物で有ったのかも知れない…と感心し、非常に「詩的」なロマンある言葉だなと感服した。

多忙にかまけ、情報氾濫に埋没するのではなく「沈潜する」時間を持ち、自己と向き合いながら読書しながら著者と対話する。ネットでの画像や派手さに目を奪われず、S N Sで飛び交う短絡的な言葉の喧騒から離れ、ぐっと深く更に深くへと誘う知的ワールドな無音の世界での新たな発見や驚き、出逢い…。

精神の深いところの無意識の内面の世界と触れ合う「沈潜する時間」を持つことで、世界は大きく変わって見えるに相違ない。読書は唯一、時間を遡り、過去の「偉大な人格」に触れる方法だ。古今東西の時代を超えた繋がりを持つ人ほど、精神も強い筈だ。

時代を超えた本質に迫る人類史上最強のメンターを得んが為に、名著と深く【沈潜する】時間を持ってみませんか? たった1時間スマホを本に置き換えるだけで人生が激変する…かもしれないのです。

如何でしたか…?

おしらせと今月の予定

◆2019年度合格報告◆
◎大学受験の部◎
●T.M.君…大谷大学/教育学部
●K.M.君…近畿大学/工学部
◎高校受験の部
●H.M.さん…大阪女学院高校
●N.F.さん…府立花園高校(普)
●C.M.さん…大阪学芸高校
●K.N.君…興国高校
●G.K.君…桃山学院高校(英数)
●K.T.君…市立都島工業(建築都市工学)
●M.S.さん…昇陽高校
●R.T.君…上宮高校(英数)
●S.H.君…島根県立隠岐水産高校

○3/20日…合格祝賀会
○25日〜春期講習会開始
○1日(月)高校生科開講
○20日(土)全国テスト(堀江教室での実施)
〇27日(土) 全国テスト(北巽教室での実施)
◎全国テストは小6/中3受験生のみが対象です。

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