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アペックス便り3月号

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今月から小/中学生は、新学年として、学校より一足早く進級しましたが、心の準備はできていますか。何事も前倒して行動する事で、スムーズな実のある成果が期待できます。新学年を前に旧学年の総整理の意味は、新しく教科書を手渡される新学期と同時に旧学年の学習機会を失くし、積み残したままの学習不十分からくる障害を未然に防ぎたいからです。

新学期を迎える前に、徹底的に旧学年の学習習熟度を完成させ、新学年の好スタートに備えていきましょう。

書き順を習うことに意味があるのか?

皆さんは、「左」と「右」の書き順を知っていますか?
「左」の一画目は横棒(一)、「右」の一画目ははらい(ノ)です。ではなぜ「左」と「右」で書き順が違うのでしょうか?その理由は、古代中国の象形文字までさかのぼります。「左」と「右」の漢字はそれぞれ、左手と右手をかたどった象形文字がもとになっています。初めはこれだけでも「ひだり」と「みぎ」の意味を持っていたのですが、よりはっきりと区別をつけるために、左手で工具を持っている姿を「ひだり」、右手で器を持っている姿を「みぎ」と書くようになりました。このとき、両方とも指の部分から書いていたので、「左」と「右」の書き順が異なるのです。

右手の象形文字が基になっている漢字は他にもあります。例えば、「有」、「友」などです。「有」は右手で肉を差し出す姿から転じて「ある」という意味に、「友」は手をそえて助けあう姿から「とも」という意味になります。

ところで、右手の象形文字だけでも漢字になっています。それは「又」という漢字です。右手を差し出す姿から、転じて「また・加える・ふたたび」という意味を持つようになりました。

そして、「又」は音読みで「ユウ」と読みます。勘のいい人はもう気づいているのではないでしょうか?「右」も「有」も「友」も音読みはすべて「ユウ」ですよね。

書き順なんて学校で覚えろと言われても「そんなんどっちでもええやろ…」と思うかもしれません。実際、私も正しい書き順にこだわることが重要なことだとは思いません。しかし、どんなことでも知るということは本来的に楽しいものです。そこからさらに調べて気付くことがあれば、それは真の学びの喜びだと思います。

お知らせと今月の行事予定

高校入試も最終の公立一般選抜を残し、この一年を締めくくる最後の入試になりますが、アペックスでは、小学部/中学部の新年度がはじまりました。
小学部から通い続け、大学入試まで達成した塾生、中学三年になって、悲壮な状況で駆け込んで何とか高校入学を果たした塾生。受験を通じて学んだことは、数知れず…。この貴重な体験を更に今後の人生に活かして下さい。

○4日進学セミナー[中3]
○9日公立高校一般入試
○17日公立高校合格発表
○27日春期講習スタート

★合格パーティーの予定
4月初旬に受験生合同で合格パーティーを開催します。日時、場所等は、追って連絡します。是非、楽しいひと時を過ごしましょう!

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