3月になり、卒業シーズンと重なりますが、塾では一足早く新年度が開講しました。受験も最終の国公立2次試験と公立高校入試に向けて最後の追い込みに全力を挙げている最中です。新しい学年に進級する者や、新しく中学、高校、大学へとステージアップする者は、別れと新たな出逢いとの節目となるこの時期を大切にしてほしいものです。
生を授かった事が奇跡なら、お世話になった恩師や共に切磋琢磨した仲間はじめ、その一期一会の出逢いや別れは奇縁の織り成す人生の彩そのものだから、しっかり折り目として心に染めておきたいものです。
人生の経糸を出逢いの横糸で拡げる紋様は、自ら意図して創作できるデザインでは無く、美しく調和のとれた紋様でありたいものです。奇跡と奇縁の織り成す運命を、自ら期待し開運するのも心がけ次第だと願いながら、心新たに新年度をスタートさせましょう。
以前から気になる人物で、マスコミを賑わした堀江貴文自身が渾身の著という『多動力』(幻冬舎)を一読してみた。ホリエモンと言えば誰もが知っているあの人物だ。マスコミが作り上げたイメージとは裏腹に、堀江氏独自の経験と実行力に裏打ちされた多方面への洞察と先見力にたけた興味深い一冊でした。
混迷する今の時代をシンプルに「タテの壁が溶けた時代」に位置づけ、これまでの「垂直統合型モデル」は既に崩壊し、「水平分業型」への移行時期に気づくべきだという。インターネットの普及が、ありとあらゆる産業に根付き普及時期を超えた今は、黎明期に想像もしなかった産業まで構築され、大半のモノがインターネットに繋がる時代になりつつあるという。
簡単に言えば、スマホひとつで生活の大半がコト済む時代になり、例えば自動運転の進歩とともに、クルマも単なる移動のイスになり、これまでの基幹産業の雄の自動車産業も系列のタテ型構造の牙城は崩れ、アプリの傘下に位置づけられ、既定の概念がユーザー主導のヨコ型の嗜好が先行する時代を迎えるという。テレビはスマホアプリの一つになり、ライバルは他局のテレビ会社でなくなり、世界中のアプリやS N Sであるという。
このかつてないあらゆる産業のタテの壁が溶けた時代に必要不可欠なのが、各業界を簡単に超えていく「越境者」であり、その「越境者」に最も必要なスキルが次から次へと自分の好きな事をハシゴしまくる「多動力」なのだと。換言すれば、「多動力」とは、いくつもの異なることを同時にこなす力と定義している。「多動力」を身に付けるには、既定の価値観を根っこから変え、先ずは「やってみよう」が第一で実践を何より優先すべきだと。
最後に印象深く残った項目に【教養無き者は奴隷になる】が有り、飲料のカルピスに例えて、末端の薄めて飲める状態のカルピスウォーターでは無く、生でガブガブ飲めない【原液】を作り一滴の原液をアメーバーの様に無限に拡げ、周囲に飲めるカルピスを提供できることを意識すべきだと言い、その原液を創るためには単なるノウハウを超越した時代の変遷に左右されない本質的教養が必要と力説し、太い幹たる【教養】が有れば枝葉は無限に伸びていくと…。
如何でしたか? 石の上にも3年…の時代ではないかもしれませんね…。
★小/中生は3月より新年度スタート! 今月の予定
新しく学年が移行し、時間割や通塾日の変更が有る生徒は間違えないよう注意して下さい。
★高校生科は4月から新年度開講します。
★3/26〜春期講習がスタートします。
◎小6、中3受験生は必修ですので、詳細は別紙日程表で確認下さい。他の生徒も積極的に活用して4月の好スタートに備えよう!
○1日新年度開講
○12日公立高校一般入試
○19日公立高校発表
○20日合格祝賀パーティー
○26日春期講習開講
◎春季は講習や振替が混在しますので、予定表に従ってスケジュール管理願います!
★紹介キャンペーン継続中!