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アペックス便り6月号

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新学年も早2か月が過ぎ、新しい環境にも慣れた頃でしょうか。五月病と称し生活のリズムを乱調気味に日々をやり過ごしている人は、早期に立て直しを計り軌道修正に努めていきましょう。今年もあっという間に上半期の分岐点に差し掛かり、普段の生活を見直す良い契機です。

特に具体的目標のある受験生には、時間を有効化する朝型シフトをお勧めします。幸い日も長くなるこの時期に、朝のプラスアルファの集中した時間を習慣化すれば、それがチカラとなって後半に威力を発揮するのは間違いありません。生活に今までにないチェンジを与えてみよう!!

〜マシュマロはまだ食べちゃダメ!〜

世界の第一線で活躍する人物を招き講演するプレゼンテーション番組にTEDがあり、ちょっとした隙間の時間でも本当に飽きの来ない斬新な話題と内容で、私もよく楽しむのですが、ネットでも無料で動画が全世界で配信されていますので、一度試してみては如何でしょうか。英語の学習も兼ねて本当に楽しめますよ…!

そこで最近目にした面白い講演をご紹介…題して「マシュマロはまだ食べちゃダメ!」〜ホアキム・デ・ポサダ〜の心理学をテーマに実験した検証の講演ですが、可愛い子供の表情も相まり、思わず微笑みながら納得できる講演ですので是非ご覧ください。

要約すると、将来の成功の予見材料に、幼児の自制心をマシュマロを餌に実験するのですが、4〜5歳児を15分間個室に入れ、目の前に美味しそうなマシュマロを置き、「食べずに15分我慢できれば、戻って来た時にもう一つマシュマロをあげるからね…」と言い残し個室を離れ、幼児の様子を観察し、結果に応じた15年後のその子の状況を検証するレポートです。一部の実際の様子も観れますが、幼児の反応が、それこそ千差万別で、結果検証のレポートも妙に納得でき、まさに目の前の欲望と、更なる報酬への葛藤する幼児の様子は我々子育てする大人に明快なヒントを与えて、示唆する説得力を感じました。

要は、「楽しみを後にとっておく」能力を試しているのですが、その後の成功を歩む必要条件に、自制心との関連性を強調しながら説得し、無視できない能力と訴求します。考えてみたら、生まれつきの能力というより、環境や躾による後天的能力でもあるので是非子供達への「自制心」を育む環境と躾に配慮して欲しいですね。もちろん、「楽しみ」≒「夢」が無ければ「後にとっておく」喜びや、意義にも気付きませんから、日常の中から無意識の快楽や欲望にまみれていては成功への扉は「開かずの扉」で終わる事もあり得る…と思います。

今月の予定

●17日(土) 土曜クラブ…北巽教室にて予定
●下旬〜学期末テストスタート
●7月1日(土)公開テスト〜小、中対象

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