気象庁によれば、観測史上記録ずくめの気候が続いているようです。とりわけ、七月初旬に西日本一帯を襲った未曽有の豪雨は、大規模な土石流や浸水と化し、その爪跡をこれまでにない大災害となって今なお被災地にその傷跡を残し、復興の兆しさえ見えない悲惨な現実として重くのしかかっています。連日の酷暑も記録づくめの様相で、沖縄の最高、最低気温が、本州を下回り続ける異常さである。正に日本列島が亜熱帯化したとも思える異常さに、現代の都市化した地球規模の歪みが、一挙に押し寄せた感があります。地球環境を文明の強欲に任せ無神経に壊し続ける人類のつけとばかり、我々に警鐘を鳴らし続けている。この教訓を、次世代に引き継げない愚行だけは避けねばならず、先ずは個々の環境意識の変革から始める事ではなかろうか…。
先般の西日本豪雨は、我々に様々な教訓をもたらした。
天災だけでは割り切れない事実も、被災地から届き始めている。尊い命の分岐点に、避難情報の受け止め方と行動の如何で、その命運を大きく分けたというのは、注視すべき事実だ。地震は予知が不可能と言われる故、防ぎようがなくても、高度に発達した気象予報での集中豪雨や、それに伴う避難指示等の警報の受け止めと行動を、一度我が身に置き換え想像する必要がある。
要は、今般被災し不幸にも亡くなられた大半の原因に「正常性バイアス」が起因しているというのだ。正常性バイアスとは、「自分にとって都合の悪い情報」を無視したり、過小評価する特性で人間誰もが持ち合わせる心理学用語だが、命の危険まで及ぶ状態でも働くので気を付けたい。頭でわかってはいるのに最悪の結末に促されるかの如く、判断や行動を誤らさせるのは、人に本来備わる楽観的思考が未来を過小評価したり、決断の先送りによるリスクの積み重ねをしたり、何より非常時を正常時と同じだ、と扱いたい心理から正常性バイアスを働かせ挙句にリスク回避できなくなる事などが諸原因であるが、こんな心理に似た経験は誰にも有るだろう。人間本来は、楽観的思考が無ければ、世知辛い日常は切り抜けないものですが、非日常は別だということです。では、日常と非日常の境界をどう感知するのか…。「楽したい」「面倒だ」「何とかなるさ」等という日常起こりがちな気持ちに、冷静に【不安】という楔(くさび)を打ち込むことでは無かろうか。不安は行動エネルギーの源泉だ。
「不安だからこそ猛勉強する」「眠れない不安から逃れる為に猛練習する」のは自然なことです。「安心」が「慢心」になれば何も生み出しません。有名なセリフが有りましたね…「いつやるの?」「今でしょ!」…今やるべきことを先延ばしせず、日常に非日常の危機意識を、上手に活かしていきませんか?
◆合宿へ行こう!!(8/19〜21)◆
※この夏、自分変えのチャンス!日常のマンネリから離れ、自分自身と真剣に向き合いませんか?
※非受験生の参加もO K !
真剣に臨む受験生の背中からオーラとパワーをもらって、変身できるよ!
※外部生(お友達)もO K !
●詳しくは担当講師まで!!●
○7月下旬〜夏期講習実施中!
○8月12〜17日夏季休暇
※振替シフトのある生徒は担当講師の指示に注意!
○8月19〜21日夏期強化合宿
○9月8日全国テスト
対象…中3&講習受講者