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アペックス便り5月号

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新しく元号が変わり、令和の時代が幕を明けました。万葉集からの引用らしく、日本の新時代に何を期待しどんな願いを込めての元号かは測り知れない。変化の激しい混迷の時代を、悠久の時の刻み方として、せめてものその(心)を万葉の世界観に求めたのか…。それは今後に生きる我々現代人が課題をどう捉え、未来を如何に展望し行動するのかにかかってくるのだろう。時代が変わるのではなく、今に生きる我々の進む足跡が、歴史そのものになる自覚を持って、明るい未来を子供達に引き継げるように、新元号と共に力強くその第一歩を踏み出していきたいですね…。時代を変えるのは我々の主体性と行動次第なのだという自覚を持って…。

令和元年が新時代の幕開けだったのだ…と、後に歴史が示す様に…。

自分を変える読書術[堀紘一著]〜読書は学歴を凌駕する〜

先月は『ネット断ち』(齊藤孝著)の【沈潜する読書】を紹介しましたが、今月は堀紘一さんの『自分を変える読書術』を紹介してみたい。サブタイトルに「読書は学歴を凌駕する」とは、なんとも興味を引くではありませんか。なぜ、読書に関する著書ばかり目につくのかと自問すれば、この数年の塾生の変化、特に学習意欲の脆弱化が気になるからです。その原因の大半は、国語力の明らかな低下と、語彙力に危機感すら覚えるから他有りません。同じ文章を音読させても、情景や心情を的確にとらえた音読と、字面を追うのが精いっぱいで、誤読はもちろん何が表現されていたのかさえ分からず、イメージが全く掴めない音読との差に愕然とさえします。しかも前者の文章読解できる子供の比率の低下は、指導者の力量不足云々を超えた次元で起因し、読書量と質の低下に他ならぬと危惧し、特に語彙力の増強は、成長と発育に応じて育成するべき課題と懸念されます。年相応の読解力や表現力も語彙力あっての話だ、と対策を焦る気持ちから、読書の有用性を訴えたくなるのでしょう。寧ろ、有用性を論じる前に、可能なら【趣味の読書】は勿論【読書と歩む人生】に迄、読書を日常化して欲しいと願います。今回の『自分を変える読書術』も、「読書術」ならぬ「人生の処世術」へのヒントになるので、是非一読されて、読書のチカラを再発見出来ればと思います。

堀氏は、序論で次の様にぶちまけます。〜人生を楽しく生きる3つの方法〜として、
@…金持ちに生まれる
A…有名人の子供に生まれる
B…読書で教養を身につけて一流の人間になる…

を挙げています。
@、Aにはピンと感じない人が大半でしょうから、Bの一流の世界観を読書力で磨き続けるのが楽しく生きる秘訣である…と説得し、そして「読書」効用を7つに分析、論ずるのは明快でした。特に読解力だけではなくストーリー構築力や表現力を磨くことは、現代ビジネスパーソンの不可欠要素であり、一流の世界に身を置く人は、分野を問わず例外なく超読書家である、と説得するのは共感するところです。更には「運」も読書で支配出来ると論じ、人生のメンターを得て、読書で「哲学」を日常化し読書効果を高める諸読書術や、読むべき推薦本も一部紹介しています…読書好き方は勿論、これから人生を変えたい人も、是非この機に実践的「読書」をしてみませんか?

5月の大型連休をワクワクする「読書」タイムで過ごすことがチャンスかも知れません…

新しい令和の大型連休を先ずは「変身」の第一歩にしたいですね…いかがでしたか?

おしらせと今月の予定

※塾のルールを徹底して守りましょう!
春から新しく塾生として学ぶ生徒もいますので塾内ルールを徹底しましょう。
●遅刻、欠席の事前連絡の徹底
●宿題や課題の徹底
●忘れ物撲滅の徹底
●自転車の正しい置き方の徹底
●授業中の迷惑行為(私語など)の禁止
全ては成績向上の為です!遵守しましょう!

○4/28〜5/5…全休講です
○5/6(月/祝)全国テスト
 北巽教室で小6、中3の受験生のみ実施します。
 [中3はAM9:00スタート]
 [小6はAM11:00スタート]
【予告】6月のテストは6/28,29に実施(小/中全生徒)
 ※大阪サミットで学校の休みを利用

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