秋の深まりとともに街も色づきはじめ、一雨ごとに肌寒くなってきました。暦の上ではもうすぐ立冬を迎え、日ごとに夜の時間も長くなりいよいよ本格的な冬支度へと思うと、時の移ろいの早さに今更ながら驚きますね…。受験生にとっては一日一日が正念場の日々ですが、応用実践の時期だからこそ、ゆるぎない基礎のチェックも最終的に怠らないようにしたいものです。深いレベルで理解が伴わなければ付け焼刃的な学習に終始し、思う効果が期待出来ません。なるほど…そういうことか…の理解の積み上げが、合否の分岐点になります。一夜漬けで臨んだ定期試験同様、三日で忘却の彼方に飛んでしまう知識は通用しません。客観的に他者に説明できるぐらいを最低限に、どこから試されても説明できる理解力を練磨し、この秋を乗り切りましょう!
10月に入って早々、突然の衆議院解散総選挙から、混迷の政局を決める大切な選挙も、与党の過半数を大幅に超える圧勝で幕を閉じた。
大義無き解散と揶揄されたが、世論の盛り上がりも無く終えた感が否めないのは私だけだろうか。過度なマスコミ報道の先導が、劇場型に拍車を掛け、世論の方向性さえも決めかねない状況は、成熟した社会の現れなのか、あるいは民度の低下なのか…。
台風直撃の中での選挙といえど、戦後最低級レベルの投票率では話にならない…。地政学リスクの高まりに伴う憲法改正論しかり、消費税の使途変更等、様々な国難を唄っての世論を問う闘いにしては、一票の重みを反映することもない低投票率は、天候を理由に云々…する事自体がナンセンスだ。我々自身、権利を主張するなら、せめて投票の義務を果たすべきで、親子で社会や未来を憂いたり夢見て語り合わなければ、18歳に引き下げられた選挙権の意義を、併せて考える機会も損失しかねない。少子高齢化の中、更に若者が投票しない訳だから、必然的に大票田となる高齢者に対しての政策に偏重視され、若年層は増々暮らしにくい社会にならざるを得ないではないか…。教育に投資し国際間で堂々戦える人材を育成しなければ、決して未来に光は描けないだろう。子供達に歴史を語り、政治を語り、大人が社会で生きる義務を果たし、そして未来を語る…若者たちが夢を語る活き活きした社会の根幹は、そこに生きる人そのものが主体だからだ。社会に参画する為の権利の主張は、負うべき義務を果たし切って語るべきで、無関心や投票放棄だけでは、政治への不満は決して口外出来ず、甘んじて受け入れざるを得ない。現状の不備不満を理由に生きにくい世の中だと嘆く前に、選挙から義務を考えれば良い機会になるだろう。
J.Fケネディ大統領が、国民に放った一言…『国が国民の為に何ができるかを問うのでは無く、国民が国のために何ができるのかを問うてほしい…』と。最も若い大統領になった彼の在任中のアメリカが、人類を月に送る夢を実現し、力強く光り輝いていたのも周知の事実だ…。
中学受験生、大学受験生は残り三か月を切る追い込み時期に入り、高校受験生は、11月を迎え、進路を決定する三者懇談を間近に控えています。最終進路の決定をスムーズに進める為の、進路相談を随時受け付けていますので、ご希望の生徒は事前に予約して相談してください。特に、高校受験は、学校の進路指導を速やかに通過する事で、明暗を分けますので、その対策を万全に準備しておきましょう。
12日(日)五木テスト…中3生のみ
18日(土)全国公開学力テスト(小中対象)
※データ返却後、希望者に随時進路懇談受け付けます。