令和に改元され新天皇が即位し、新しく時代が動き始めました。大型連休で調子を崩した生徒もチラホラ見受け、いまだ学習リズムを確立できていない人は、夏までに軌道修正する努力を願います。特に受験生は、ゆるぎない志望校と受験動機を意識づけて欲しいと思います。何の為の受験か、なぜこの志望校か、誰にも譲れない理由と目的意識を強固にすることで、学習エネルギーへと変換させて下さい。そうすることで、自分の足らない点が客観視され、克服すべき課題として明確化し、日々のルーティーンとして取り組むべき項目が[視える化]し、実行し易くなります。能力で問われるのは、自己管理のみです。課題克服できれば、更に学習意欲が増す好循環が始まります。実行できない理由を探す暇が有れば、黙って行動するほうが、良い結果に繋がりやすいことを実感するでしょう。
10年ひと昔と言ったが、時代の変化はそんなレベルのスピードではない。時代の変化に教育はじめ制度や体制が対応しきれていない感が否めない。子供達が四六時中肌身離さずスマホを触っている光景は、ある種異様だ。子供を責めるわけにいかないのは、我々大人も同様の有様だから…。
更に、親が与えた「道具」の【便利】ささえも子供に体感させずに与えているのは、もったいない限りだ。【便利】を体感するには【不便】を嫌ほど経験させるほうが「感動」も大きいと思うのだが…。初めて電卓を使っての感動や、テレビでリモコン操作が出来た時の茶の間で親にチャンネルを変える仕事から解放された子供の喜び…。暑い夏休みの終わりに、ウチワ片手に扇風機の首の振るまま、宿題と格闘した日々。もはやエアコンの出現で、ウチワなんて無用の長物と化したことも、我々大人は子供達に伝えることもなく、ただ【便利】さも感じることなく、【あたり前】で済ませたら感動には至らないだろう。
だが、ちょっとの工夫で、【不便益】は実感できるのではないかとも思う。不便があっての便利への創意工夫のチャンスを奪わないために、子供達には、大いに不便を楽しまさせてあげるべきだ。
「可愛い子には旅をさせよ」を日常で意識して伝える方法はいくらでもある。幼少ならビデオやテレビを見せる時間が有れば、絵本を読み聞かせたり、読ませてみたり。小学生ぐらいなら、お使いや家事を頼んで任せたり、敢えて楽を選ばず手間暇を子供と共有する方が、失敗からの発見する機会が増えるだろう。特に子供には、失敗から学ばせる機会を親が意識して発育段階に応じて導くか否かは、決定的な差となり後々与える影響は、測り知れない。出来れば、親子で道具なしのキャンプでも経験すれば分りやすいと思う。火を起こしてご飯に至るのも格別だし、夜空を見上げて寝袋で包まるのは別世界だし、何より不便極まりない中での、創意工夫での達成感は感動と発見の連続だから…。古来言われた「可愛い子には旅をさせよ」を現代社会に対応して、いかに「可愛い子には」「苦労」させて、あくまでも失敗から学ぶ機会を奪わず、自己完結できる逞しい成長を願うかも、全ては親の意識次第だと思う。是非「旅」=「苦労」をさせてみませんか…。
※塾内ルールの徹底化のお願い※
●遅刻、欠席の事前連絡の徹底
●備品、器物の丁寧な扱いの徹底
●自習スペース利用マナーの徹底
●自転車の正しい置き方の徹底
●課題、宿題の消化の徹底
●筆記具の簡素化の徹底
◆みんなの教室です。ルールを守って気持ちよく学ぼう!!
○28日(金)全国テスト(対象)…堀江教室生徒のみ
○29日(土)全国テスト(対象)…北巽教室生徒&中3全員
○小学生、中1&2は今季最初の全国公開テストです。
時間帯は後日広報。頑張りましょう!!